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截空道の強さを解き明かす
強くあるために、ありとあらゆることを
取り入れ進化していく―截空道。
創始者である平原伸秦氏に、截空道を語ってもらった。
武士道精神を重んじ実戦での強さを目指す
これが京都を拠点として格闘界のいたるところに出没し、徐々に注目を集めつつある截空道の基本コンセプトだ。
まだ歴史は浅く、今のところ各競技のトップを極める選手が育っていないが、キックボクシング、掣圈道、サムライ、極真、修斗、コンバットレスリング…と、これだけの団体・競技に選手を派遣している集団は、極めて異色な存在と言えるだろう。
「実戦」での強さを標榜し、「異種格闘技」を活動の中心とし、かつ「武道」性を重んじる。そんな截空道を率いる平原伸秦創始師範は、この考え方をアメリカまで持ち込み、ネバタ州ラスベガスにもジムを開設。かつて修斗の佐藤ルミナと戦ったジョンルイスの道場と提携して活動している。
「異種格闘技と言われるとそれはちょっと違う。あくまで武道、武士道と考えているんで。截空道のもともとの意味は、「空手の無駄を截つ武道」ということですが、アメリカでは「クリーン・ジ・エアー」とも教えているんですわ。空気を截ち切る、空をも切るような武道人の集まり。そういう意味です。」と師範は言う。
極真空手からボクシングまで真の強さを求め
截空道を知るためには、平原氏の人物像を探ることから始める必要がありそうだ。「勉強は出来なくてもいい、体を作れ」という父の教育方針のもとに育てられた平原氏は、まず幼稚園のときに器械体操を習う。さらに小学校一年生で剣道、二年生から六年生まで剛柔流空手を学んだ。五年生の時には全日本選手権五位に入賞している。「ポイント制の空手ってホンマに強いんかなあ」と思いを抱いていた平原少年、中学に入学すると今度は柔道部に入った。この頃、後の人生を左右する大きな出来事がある。極真空手の創始者である大山倍達をモデルに描かれた劇画「空手バカ一代」との出会いがそれだ。その後、テレビでたまたま放送されていた極真空手の大会を目にする。画面の中では二人の男が血を流しながら素手で殴り合っていた。「こんな空手もあるんや。俺が求めていたのはこれかもしれんなあ。」平原氏はたちまち実践空手の世界に引き込まれていく。
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